144000人の奥義「補足情報」(9)《ヨセフが抱いていた認識から学べる教訓》

今回は、ヤコブの11番目の息子

ヨセフから学んでゆきたいと思います。

 

創世記を見ると、ヤコブの11番目の息子ヨセフに嫉妬した10人の兄たちが、ヨセフを奴隷商人に売ってしまった事が記されていますが、

それからヨセフは、エジプトへと売られて行きます。

 

しかし、引き続き、ヤハウェが共におられましたので、

ヨセフは徐々に、エジプトでの生活水準が上がってきました。

 

そして、

創世記39章を見ると、ファラオの宮廷の役人で、侍従長ポティファルが、ヨセフを自分の家や財産の管理人に任命します。

 

奴隷として売られてきた者にとって、このような待遇は、当時ではあり得ない事だったと言えるでしょう。

 

しかし、全てが順調だったわけではありません。

 

何と、ポティファルの妻が、ヨセフに目をつけて、性的な関係を持つよう、毎日のように迫った、という事です。

 

そしてある時、ポティファルの妻は、

ヨセフに目を注ぎながら、

「わたしの床に入りなさい」

と又もや、ヨセフに迫りました。

 

当時イスラエル国民は、ヤハウェとの律法契約にありませんでしたから、

明確な法が与えられていたわけではありませんでした。

 

ヨセフが知っていたのは、

父親のヤコブ(イスラエル)までの系図と、アダムからの様々な出来事などでした。

伝承や口伝で、ヤハウェの事を知っていたのでしょう。

 

ですから、仮に、ポティファルの妻と関係をもってしまったとしても、明確な法によって、直接、とがめられたりはしなかった、という事です。

 

しかし、

ヨセフはこのように述べて、

ポティファルの妻を説得しました。

 

創世記39章8節

 

「しかし、ヨセフは拒んで、主人の妻に言った。

『ご存じのように、御主人はわたしを側に置き、

家の中のことには一切気をお遣いになりません。

財産もすべてわたしの手にゆだねてくださいました。

この家では、わたしの上に立つ者はいませんから、

わたしの意のままにならないものもありません。

ただ、あなたは別です。

あなたは御主人の妻ですから。

わたしは、どうしてそのように大きな悪を働いて、

神に罪を犯すことができましょう。』」

と述べ、

最終的に、ポティファルの妻から逃げるまでに及びました。

 

 

その結果、一時的に牢獄に入れられますが、

後にヤハウェの祝福により、最終的に、エジプトのファラオに次ぐ総理大臣に任命される事になるわけなのですが、

 

この時のヨセフの認識です。

 

 

ヨセフはこのような誘惑に屈することもなく、神に従った。

確かにそうだったのかも知れませんが、果たしてそれだけなのでしょうか?

 

ヨセフにとっては誘惑どころか、

ポティファルの妻のある意味、

脅迫に、煩わしさを感じていたのではないでしょうか。

 

 

この事から何が学べるでしょうか?

 

律法に記されているから?

神の義の基準に記されているから?

掟だから?

指示だから?

きまりだから?

 

いいえ、

そうではなく、ヨセフはヤハウェとの個人的な関係を損ないたくないからこそ、このような毅然とした行動をとったのではないでしょうか。

 

現在、自分は仮選別されていると、自覚しておられる全ての方々へ

 

今こそ、自分がヤハウェに仕えている動機をあらためて吟味して頂けたらと思います。

 

【144000人の奥義】シリーズで後日お知らせ致しますが、今は、

ある特別な期間に突入しています。

 

エスヨハネに与えた預言の中で、

ヨハネの黙示録3章15節、1~3節

 

「わたしはあなたの行いを知っている。

あなたは、冷たくもなく熱くもない。

むしろ、冷たいか熱いか、

どちらかであってほしい。

熱くも冷たくもなく、

なまぬるいので、

わたしはあなたを口から吐き出そうとしている。

 

あなたが生きているとは名ばかりで、実は死んでいる。

目を覚ませ。

死にかけている残りの者たちを強めよ。

わたしは、あなたの行いが、わたしの神の前に完全なものとは認めない。

だから、どのように受け、また聞いたか思い起こして、

それを守り抜き、かつ悔い改めよ。もし、目を覚ましていないなら、

わたしは盗人のように行くであろう。 

わたしがいつあなたのところへ行くか、あなたには決して分からない。」

 

 

近日中に、

【144000人の奥義】(7)

「『花婿だ。迎えにでなさい。』と叫ぶ声がした。とは?」を更新予定です。

 

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